2025年2月20日、故アントニオ猪木さんの82歳の誕生日に合わせ、AI技術を活用した「猪木ロイド」が発表されました。
このプロジェクトは、猪木さんの肖像権を管理する猪木元気工場(IGF)が主導し、ホログラム映像と生成AI音声を組み合わせて猪木さんを再現しています。
「猪木ロイド」とは?
「猪木ロイド」は、猪木さんの生前のデータから生成された音声を使用し、ホログラムとして姿を再現したものです。
イベントでは、
「私こそ元祖AI(アントニオ猪木)でして。バカヤローっ!!フッフッフ…くだらねえか」
といった猪木さんらしい発言を披露し、会場を沸かせました。
この取り組みは、日本初の試みとして大きな注目を集めています。
発表イベントの様子
発表イベントは、新宿の京王プラザホテルで行われました。
この会場は、猪木さんが1971年に結婚式を挙げた思い出の場所でもあり、多くのファンや関係者が集まりました。
イベントでは、猪木さんの実弟である猪木啓介氏がIGFの新社長に就任することも発表されました。啓介氏は、
「元気工場の社長だから、大変ですよ。元気を発信しないといけないから」
と語り、兄である猪木さんの「元気」を継承していく意気込みを示しました。
AI技術と猪木さんの「復活」
このプロジェクトでは、猪木さんの生前の音声データや映像をもとに、AI技術を駆使してリアルな猪木さんを再現しています。
生成AI音声とホログラム技術を組み合わせることで、まるで猪木さんがそこにいるかのような体験を提供しています。
「猪木ロイド」は、今後さらなる開発が進められ、さまざまな場面での活用が期待されています。
ファンは、猪木さんの姿や声を再び目にし、耳にすることができるということで、多くの関心を集めています。
AI技術がもたらす新たな可能性
故人の記憶をAI技術で蘇らせる試みは、賛否両論あります。
しかし、ファンにとっては、猪木さんの「元気ですか!」というおなじみのフレーズや、「1、2、3、ダァーッ!」といった掛け声が再び聞けることは大きな喜びとなっています。
「猪木ロイド」の登場によって、AIがどのように歴史的な人物を再現し、未来のエンターテインメントに活用されるのか、その可能性が大きく広がりました。