【2025/3/13速報】グーグル、ロボット産業向け新AIモデルを発表

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米アルファベット傘下のグーグルは3月12日、生成人工知能(AI)「ジェミニ2.0」 を基盤とする 2種類のロボット向けAIモデル を発表しました。
これは、急成長するロボット産業に対応し、ロボットの実用性を大幅に向上させることを目的としています。

ジェミニ・ロボティクスとジェミニ・ロボティクス-ER

今回発表されたのは、

  • 「ジェミニ・ロボティクス」:視覚・言語・行動を統合し、ロボットの動作をより高度に制御可能
  • 「ジェミニ・ロボティクス-ER」:環境をより深く理解し、ジェミニ2.0の推論能力を活かした自律的な動作が可能

この2つのモデルは、ヒューマノイド型を含む 多様なロボットに対応 し、工場や倉庫などの作業現場での活用が期待されています。

グーグルのロボット開発戦略

グーグルは、二腕ロボットプラットフォーム「ALOHA 2」 のデータを活用し、新モデルのテストを実施。
また、Apptronik社の「Apollo」ロボット など、さまざまなロボットに適用できることが確認されています。

さらに、グーグルは Apptronik社への出資 を通じ、AI搭載のヒューマノイドロボットの 生産拡大を支援 しています。

再びロボット産業へ注力するグーグル

グーグルはかつて、ロボット工学の先駆者 「ボストン・ダイナミクス」 を2013年に買収。
しかし、約4年後にソフトバンクグループに売却しました。

今回のAIモデル発表は、同社が再び ロボット産業への関与を強める動き として注目されています。